本当にやりたいことって何だろう?そんな事を考えながら勉強や仕事に勤しんでいる日々。
進んでいる実感がなく、大きなイベントもない(あっても子供の頃のようなワクワク感はなかなか感じない)平坦な日常を過ごすうちに気づけば20代半ば。
あっという間に30代…。毎日いろんなことがあるのに流しそうめんより早く流れていく日常に漠然とした焦りを感じながら過ごす日々。
どうしよう。これで良いのか。もったいないような、もっと良いものがあるような感覚に襲われる。
大学を卒業してとりあえず就職。
日々仕事を覚え、毎日をこなしながら職場にもだんだん慣れて、生活スタイルが社会人向けにシフトチェンジしていることに気づく頃。
友人知人は結婚するらしい。
様々な悩みと不安の中、周りの変化に影響されながらいろんな事を考える。
そんな20代がどれくらいいるのかな🤔
聞くところによると20代は激動の10年らしい。
まぁそんなに考えたって仕方がない。自分は自分だし、なるようになる。
そう言い聞かせて自分の将来をあれこれと考えては、漠然とした焦りと不安な気持ちを抱えたまま、自分自身にたまに向き合い、また蓋をして落ち着かせて日々過ごしていく。
しかし悠長な事を言っている場合ではないのかも…
どうやら20代は心身ともにあらゆるピークを迎える時期らしい。
それを教えてくれるとても考えさせられた本を紹介します。
『人生は20代で決まる 仕事・恋愛・人生設計』/メグ・ジェイ(著)小西敦子(訳)
この本はタイトルにもある通り[仕事・恋愛・人生設計]の3つの観点から20歳の若者に向けて書かれた本です。
20代は往々にして【やりたい事は何なのか】や【自分は何者なのか】という答えを見つければならないような漠然とした危機感に襲われることがあります。
アイデンティティクライシス
心理学では必ずといって良いほど聞く言葉ですが、ざっくりいうと「自分がどういった存在なのかわからなくなってしまうこと」と私は解釈しています。
自由だからこそ何をしたら良いのか、何からするべきなのか、自分だけの正解を見つけようと考え込んでしまい行動ができず社会参加ができなくなってしまう。
悩み考えることは大切ですが、そのせいで動くことが出来なくなってしまっては問題です。
思考だけが巡って現状は何も変わらず、モヤモヤイライラ。
向かう先は自分が嫌になる一方という結末になりがち。まあしんどい。
人によって抱えるものは様々ですが、考えを巡らせて行きつく先は
答えを出すことを先延ばしにすること
ということがとても多く、その危険性、問題の重大さに気づいていない人がまたとても多いようです。
私自身何かを後回しにしている感覚など全くなかったのですが、この本を読んで自分が見ていなかったものに気づかされました。
その一つが親の年齢です。
自分が30歳になる頃に親は何歳なのか。自分が40歳の頃、50歳の頃には…?
未来の自分というのも中々想像することが難しいですが、そのころ自分の身の周りの人たちはどんな生活を送っているのでしょうか。
今仲の良い友達は、お世話になっている人は、みんな変わっていると思いますが、親というのは特に身近でその変化が自分に与える影響が特に大きい存在だと思います。
自分も変わっていくが、自分の周りも同じ時間の分だけ変わっていく。
本当に当たり前のことですが、そのことをしっかり認識した時に、いかに自分が自分のことばかりしか考えていなかったのか気づかされ、自分自身の今についてより深く、広く考えるきっかけを得ることが出来ました。
そんな気付きたちから自分の将来のことを考えるという事を捉えなおして行動することが出来たように感じます。
他にも思うところがいくつかあり、なるべく早いうちに読んでみるべきではないかと思ったので、ぜひ20代の同世代の方、もう少し年上、年下の方、友人たちに読んでほしい一冊です。
そして感想を聞きたい!何を思ったのか感じたのか聞いてみたいと思いました。
あなたも自分で気が付いていない事、先延ばしにしてしまっていることがあるかもしれません。
気づくこと、知ることは絶対早い方が良いよね。
自分なりにいろいろ考えながら日々生きて、何となく過ごして、これで良いのかたまに考えて。
考える事、ひいては生きている事すら面倒なことなんじゃないか。なんて思ったりもしながら好きなことを楽しんでいる。
色々と考えてぐるぐるしては「ま、いっか」今十分幸せだわ。なんて思う。
学生時代からたくさん考え拗らせた私に、皆さんが思う事、この本を読んだ感想もついでに、いろいろと教えていただけると幸いです。
コメント